クライアントのコミュニケーション課題を発見し、それを解決するアイデアをまとめ、提案する広告会社の「顔」。多様なクライアントと向かい合い、様々な業種から多くの課題が提示されるため、広告の知識はもちろん、クライアントとその業界に関する知識の習得が不可欠です。また社内では、案件ごとにプロジェクトチームを編成し、予算とスケジュールを管理しながら、課題に対して最適なプランを企画、提案すべくプロデューサーとしての役割を担いチームを導きます。クライアント、社内外スタッフ、そして生活者と、コミュニケーションをあらゆる角度から俯瞰できる視点をもつことが重要な仕事です。

クライアントのコミュニケーション課題を解決する広告表現を生み出すのが仕事です。クリエーティブディレクター以下、コピーライター、アートディレクター、ＣＭプランナーといったスペシャリストがチームを構成し、TVCM、グラフィックなどの企画・制作を行います。ターゲットのこころを動かすために、何を伝えるべきか。そしてそれをどんな表現で伝えるべきか。クライアントと生活者、そして世の中の空気を冷静に見つめるマーケッターであることが大事な仕事です。SNSで生活者の反応が可視化されるいまは、話題になる仕掛けを考えることもクリエーターの醍醐味になっています。

プロモーションとはマーケティングの言葉では広告施策全体を指しますが、広告会社の業務としてみたとき、そのフィールドはお店の店頭やイベント会場など、生活者とダイレクトにコミュニケーションする仕事といえます。デジタルの進展にともない、スマートフォンの中でのコミュニケーションが主流ですが、逆にリアルな体験を求める生活者のニーズも高まっています。生活者が楽しめる面白いイベントや体験型のプロモーションが、SNSでシェアされ拡散していくことで、世の中を動かしていく。クライアントのコミュニケーション課題を解決すべく、プロモーションのフィールドはますます広がっています。

急成長するＷＥＢ領域の広告プランニングとデジタルデータを活用した広告マーケティングを、統合的に企画、実行していく仕事です。インターネット広告のプランニングだけではなく、調査や取材などで生活者のインサイトやクライアントのマーケティング課題を分析し、解決策を導き出すことがミッション。クリエーティブやプロモーションの核となるコンセプトを開発し、統合的なコミュニケーション・プランニングの中心になる部門です。広告だけではなく、企業のビジョンや経営課題まで踏み込むため、さまざまな領域の知識とビジネスセンスが求められます。

クライアントのコミュニケーションを効果的に展開するために、メディア（媒体）の選定や出稿プランを策定し、実施する仕事です。影響力の高いテレビ、新聞、ラジオ、雑誌など、さまざまな媒体を織り交ぜ、認知率アップや話題化など広告目的の最大化を図り、多くの生活者を動かす醍醐味を感じられる部署です。また広告スペースを販売するだけでなく、番組制作やイベント協賛などのメディア企画にも参画し、幅広いメディア・プランニングサービスも提供しています。今後はデジタル領域との組み合わせ強化・さらには融合を図り、コミュニケーション効果を最大限に高めます。

OOHとはアウトオブホーム（Out of Home）の頭文字の略。文字通り、家の外で触れる広告すべてを指します。電車内や駅構内の広告などの交通広告や、屋上看板、大型ビジョンなどの屋外広告、あるいはまだ媒体化されていない場所も含め、生活者とのコンタクトポイントを設計します。またOOH領域でもデジタル化が進み、デジタルサイネージは街の至るところで見られるように。スマートフォンのデータを読み込み、目の前を通る生活者一人ひとりに向けた広告を掲示するなど、テクノロジーも日々進化しています。
特にDMCのOOHメディア局は、名古屋鉄道の交通広告を管理しており、新しい広告商品の企画、開発などもするユニークな部門です。

東京支社では、自動車関連企業との取引が多く、東京モーターショーの運営や大手自動車メーカー、自動車部品メーカーなど、自動車関連領域での知見と経験、実績をいかし、クライアントとともに日々あらたな創造にチャレンジしています。また電通本社と協業し、飲食、不動産、金融などナショナルクライアントの大規模案件のプロジェクトにも参画しています。名古屋でも全国展開する企業の仕事も多く、東京支社や電通本社との連携業務も増加。2027年のリニア開通に向けた名駅再開発など、大きなビジネスに携わるチャンスが豊富にあります。